++タオ島ログ++

浮上原理のメカニズム

(写真右上:AOWフォトコン優勝 やまさんヤスジチョウチョウウオ)

8月7日 お天気:☁のち☂+凄まじい高波のち☀ 水温:29℃  透明度:10m〜15m

【ポイント】  AM グリーンロック → ジャパニーズガーデン


            【見られたお魚】

トウアカクマノミ:セスジミノウミウシ:ノコギリウミヤッコ:オビイシヨウジ:ワヌケヤッコの幼魚:ロクセンヤッコの幼魚:ニセフウライチョウチョウウオ:ツキチョウチョウウオ:オビイシヨウジ:ブチウミウシ:ネズミフグ:ヒトヅラハリセンボン:ミツバモチノウオ:etc..

  ☆*:;;;:*☆*:;;:*☆【本日の認定ダイバー】 ☆*:;;;:*☆*:;;:*☆

         ★☆★☆★ OW認定 ☆★☆★☆

 『ナカニシワタルさん』『ナカニシカホさん』『ヒラマユウトさん』

         皆さんおめでとうございまーす!!



『自信とは楽観的な勘違いである。』


偉人の名言シリーズ第8弾は前回に引き続き、ワンナウツにおける渡久地東亜の言葉である。彼が偉人かどうかの議論はひとまず置いておくとして、全ての勝負事では、自信を持つことが非常に重要であり、その自信が勝利に結びつくと劇中で彼は語っている。


ダイビングはメンタルスポーツと言われる様に、精神的な部分が非常に大きなウェイトを占めている。肉体というものが精神面に支配されているとはまさにこのことで、脳が肉体にリミッターを掛けてしまうのである。若干の過吸呼吸で不意に浮上した体は、『まずい浮上してしまう!』という精神的動揺を見逃さず、見事なまでにそこにつけ込んでくる。全盛期のカープの野球がそうであったが『いやいや待てよ。俺がこんなところで浮くわけがない俺はダイビングが上手いんだ!』という楽観的な勘違いを持っていれば、意外な程体はいう事を聞いてくれるのである。


本日のダイビングは、凄まじい高波で外洋に出れず、1本目は島よりのポイントの中では20m級の深さを持つグリーンロックで、筆者AOWチームはフォト講習を敢行する。ブイ横から潜降すると水面の色とは裏腹の程よい透明度で、根の上に蠢くスズメダイやチョウチョウウオなどを激写につぐ激写。やや弱い流れが北から来るものの、なんとかポイントをキープ、カメラの難しさに首を傾げる4人のダイバーの姿がそこにはあった。


2本目は体感透明度今シーズン最高を記録したジャパニーズガーデン。PPB講習と透明度がそれほど影響を及ぼさないカリキュラムではあったが、やはり透き通った海は格別、見事なメンタルケアダイブとなった。砂地では横一列に並びフィンピボットを発動、ダイバーが全員同じ角度でハゼを観察する様は、自衛隊のトレーニング風景を彷彿とさせるものであった。さらに、全員が再び横一列になり、あぐら体勢でのホバリング。かつて日本中を震撼させたオ○ム真理教の修行風景に酷似、スレートに書き込むもののちょい受けの展開とその後の筆者のモチベーションを著しく低下させる結果となってしまった。


ルーキーピッチャーの抑えというのがプロ野球の世界に存在しないのは何故か?即勝敗に結びつく1点差で登場する抑えピッチャーは、この精神面が非常に強くなくてはならない。時に守護神と呼ばれるこの仕事は、実績に裏打ちされた絶対的な自信と当然それに伴う実力が必要不可欠なのである。土壇場で実力以上の力を発揮する人間も居れば、精神的弱さから実力の半分も力の出せない人間も居る。【楽観的勘違い】一概には言えないが、メンタル面に弱点を抱える輩にとっては、勇気の沸く一言であろう。


ダイビングにおける精神的浮上の原理。渡久地の言う【自信】のメカニズム解明によって、筆者はインストラクターとしての階段をまた一歩上がることに成功したのであった。


昨今透明度の回復と引き替えに水温低下が顕著なタオ島。29度という高水温にも関わらず、寒いと感じてしまう南の島在住36歳。PSPプロ野球スピリッツとダイビングに奮闘する日々は続く・・・。
2010年08月07日(土)   No.854 (ダイビング(写真あり))

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2010年08月07日(土)
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