6月10日 お天気：曇り☁やや涼(今朝ジャージ着用) 水温：30℃ 透明度：1�叩�7��
【ポイント】 AMサウスウエストピナクル → スリーロック
【見られたお魚】
タ○リの弟○フィン：キンセンフエダイ：ホソヒラアジ：イエローバンドフュージーラー：ユメウメイロ：ハナビラクマノミ：ササムロ：ツキチョウチョウウオ：ワヌケヤッコ：ムラサメハゼ：ニュウドウダテハゼ：レッドマージンドシュリンプゴビー：ギンガハゼ：ヤッコエイ：etc・・・
ついにというかようやくというかワールドカップの開幕が近づいてきた。言わずとしれた世界最大のサッカー大会であるが、予選から評判の悪かった岡田JAPANはかろうじて予選を突破するものの、史上最悪に近いクジ運を見せ、全敗の可能性が著しく高いグループEを引き当てた。1993年のJリーグ開幕から続いてきた日本代表ブームも一区切りがついた今、サッカーを取り巻くビジネス商戦もこの大会が大きな節目、そして正念場になるのは間違いない。
このような国際的に大きなスポーツイベントはそれに伴った経済効果が注目される。大々的なキャンペーンを張る事によって、ナショナリズムという人間の根底に流れる感情を上手く擽り、既存のサッカーファンではない市場の新規開拓を狙うのである。しかし、我々の財布の紐はチーム状態に如実に比例し、地デジ開始を見据えた家電業界のワールドカップ商戦は苦戦を極め、さらにはメディア戦略においても総理交代のゴタゴタが見事なアゲンストとなり、開幕を目前に控えた現時点でも、中村俊輔の巻き返しよりも、小沢一郎の巻き返しの方に注目が集まっている始末である。
一方、日本の状況とは一線を画すタオ島の本日はやや涼しめの展開。久しぶりにジャージを羽織り、アシストを含めた6人のファンダイバーと共に、サウスウエストへご出勤。透明度が上がってきたとの情報もなんのその、西ブイ付近にはお馴染みキンセンフエダイ・ホソヒラアジは固まるものの、潜行15分で辺りは真っ白。残念ながらバラクーダも現れず、終始透明度の良いところを探すホワイトアウトダイビングとなった。
2本目は嫌な予感のスリーロック。嫌な予感は当たるもので潜行直後から見事なホワイトアウト。織田裕二が『吉岡〜！！！』と叫ぶ気持ちをリアルに体験しながら、なんとか6人をコントロールし、ハゼダイビングを展開。しかし、微妙な流れの影響か全体的に精神的不安定なハゼ達、こちらの駆け引きにも一切応じず、至る所で小さく砂が舞う暗黒のスリーロックであった。
ダイビング業界においてもメディア戦略は非常に重要な要素を占める。簡単に言えば、ブリーフィングなんぞはその最たる物であり、ワールドカップ直前情報を岡田監督から直接聞いて観戦するという、恐ろしく素晴らしいシステムを採用している。透明度が悪いときにガイドの力が試されるように、日本代表の調子が悪い時に力が試されるのがメディアであり、駄目だった中にもきらりと光る見所を見つけ、それを楽しく伝える。それが彼らとダイビング業界におけるガイドの使命であると筆者は考える。
さあ、ワールドカップ開幕まで残り数日。果たして岡田JAPANは、菅直人陣営が画策する振り飛車メディア戦略を打ち破る事が出来るのだろうか？
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