5月09日 お天気：晴れ☀ 水温：30℃ 透明度：25ｍ〜45ｍ(ホワイトロックからツインズの根を目撃)
【ポイント】 AMサウスウエストピナクル → ホワイトロック
【見られたお魚】
根からちょっと離れて泳ぎまくるシェベロンバラクーダ大群：その中に一匹だけ紛れるゴールデンバラクーダ：ホソヒラアジと仲たがい？キンセンフエダイ：口をぱくぱくクロホシフエダイ：水中風見鶏イエローテールバラクーダ：西ブイ占領ホソヒラアジ：今日は居なかったヤイトハタ：なんだかばらばらタカサゴ：そこら中にユメウメイロ：サウスでは珍しいオニアジ：イソギンチャクと離れては生きられないのハナビラクマノミ：筆者には発見出来ないセスジミノウミウシ：相変わらず結婚願望強しアカオビハナダイ：水面ギリギリダツ：妙に一杯コバンアジ：そこそこのササムロ：いきり立つゴマモンガラ：岩地に潜むアオマダラエイ：タオ島代表ツキチョウチョウウオ：こいつも代表入りワヌケヤッコ：今日は見てないヒトヅラハリセンボン:見たいな〜という願望だけのゴルゴニアンシュリンプ：目がつぶらなサビウツボ：ついに総勢４人のジャパニーズチーム etc...
ついにＷＢＣバンダム級に５年にわたって君臨していた無敵の王者、長谷川穂積が負けた。いつか負ける時が来るのは分かっているが、ここ最近、早いラウンドでのＫＯ勝利で波に乗っていただけに、まさかここで負けるとは思わなかった。マイクタイソンがマイケルダグラスに敗れた時もそうだったが、強かったチャンピオンが負ける瞬間というのはなんとも言えない喪失感が漂う。しかし、長谷川が気を抜いてしまったと話す４Ｒ最後の１０秒間、その一瞬を逃さなかったモンティエールの左フックからの連打は、まさしく新チャンピオンに相応しい見事な動きであった。
先日のじんべえ騒動、筆者は丸一日休みであったが、午前中の情報により急遽、個人ファンダイブとして海に行かせてもらうことになった。約３ヶ月近く全く音沙汰の無かった奴の登場だけに、日本人チームの盛り上がりは半端ではなく、一方でガイド陣達の頭はフル稼働する。自分のチームだけが外すという大失態を避けるためのコース取りなど、通常ファンダイブとは違う頭の回路を使いながら意識を高めていくのである。そしてエントリーから３７分、北ブイ付近から姿を現した奴を捕らえるガイド陣のそのスピードは、長谷川をマットに沈めたモンティエールの動きを彷彿とさせるものであった。
本日アドバンスコースの筆者は、ファンダイバー１人とアドバンス１人というＧＷの終わりを告げる寂しい展開。一本目は、最近ゴールデンバラクーダの登場で注目のサウスウエストピナクル、流れの当たる西ブイ付近で、フィッシュ講習を敢行。根の周りでは、シェべロンバラクーダがぐるぐる回り、オニアジも珍しく登場。キンセンフエダイ、ホソヒラアジは仲たがいしたのか、西、東に分かれて群れ出し、ユメウメイロ等は南やや西に集結。まとまりが無いだけに、コース取りに苦労する一本となった。
２本目は今世紀最大の透明度を記録する見事なホワイトロック。北ブイからツインズの根が見えるんじゃねーの？と疑いたくなるあまりの透明度に、一同うっとり。筆者はＰＰＢ講習につき、ミノフスキー粒子のさらに薄いポイントをいち早く占領。対空砲火とモビルスーツの援護によって、シャアの進入を許さず、悠々とフィンピボット＆ホバリングスペシャルを発動。さらにホワイトロックのルナツーと呼ばれる東ブイを回り、途中、ビックブルーのリックドム８機とすれ違うも、ホワイトロックの中立国、サイド６と呼ばれる北ブイ付近に無事到着することが出来た。
先日のジンベエ騒動に個人的ファンダイブとして上手く参加出来た筆者。しかし、約１０ヶ月ぶりの目撃だと言うのに、若干の空虚感を感じてもいた。それは、個人的ファンダイブという緊張感のない立場だったからに他ならず、外してはならないという責任感の無い中で見たジンベエザメには達成感が付いて来なかったのである。
ジンベエ登場によって襲い掛かる不安感と恐怖感、それを克服する自信を持つには、やはり修羅場をくぐり抜ける経験が一番であろう。長谷川が連打を浴びたあの１０秒間、今後二度と彼は気を抜くことは無いであろう。キャメル艦隊と合流すべく動くシャアは、『追いつきますか？』と尋ねた艦隊の責任者ドレンにこう言った。
『ドレン、私を誰だと思っているのだ？』
実績を兼ね備えたこの圧倒的自信。筆者が手に入れられる日は果たしてくるのだろうか？
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