4月28日 お天気:晴れ☀ 水温:30℃ 透明度:25〜50m(推定)
【ポイント】 チュンポンピナクル → ツインズ
【見られたお魚】
深場で蠢くシェベロンバラクーダ:うじゃうじゃのキンセンフエダイ:開きは美味いマブタシマアジ:中層大好きホソヒラアジ:行ったり来たりオニアジ:北にチョロチョロギンガメアジ:今日は見て無いバラクーダの子供:5匹で走るヨコシマサワラ:吉田キックで家族全滅ハナビラクマノミ:ほとんど岩でお馴染みサツマカサゴ:小さいトウアカクマノミ:頭を上げるワカヨウジ:クリーニング中ホルトハウシ:今日は一匹でお越しのコクテンハギ:隠れるコモンヤドカリ:珍しく海綿につくオオウミウマ:こりゃ珍しいコンゴウフグ:浅場にいっぱいソラスズメダイ etc・・・・
☆★☆★☆★☆★☆★【100本記念ダイブ】☆★☆★☆★☆★☆★ 『ツシマ ユウスケさん』『ヨシダ マサカツさん』
おめでと〜うございます!!!
昨日、午後8:45(タイ時間)ジオン公国のランバ・ラル大尉が戦死した。生前、部下や妻を思いやる素晴らしい指揮官であった彼だが、最後もまた、作戦失敗の責任をとった自決という軍人らしい死に方であった。
ジオン公国の軍隊は、各任務を遂行する小隊に分かれており、それを率いるのが左官、尉官という士官達である。当然指揮する士官によって、その隊の雰囲気は大きく異なり、僅かな描写しか出て来ないが、ランバラルの小隊は部下思いの彼の器量によって、非常に良い結束力で連邦政府に立ち向かっていた。結果、作戦の失敗により彼は戦死するが、それによってむしろ兵士達の士気は向上し、さらなる玉砕作戦へと発展、ホワイトベースを苦しめるも全滅という道を辿った。
組織と言うものは、とにもかくにも指揮官が最重要ポイントを握る。浮くも沈むも指揮官次第で、不確定要素を多数抱える人間を一つにまとめ、強烈な目的意識を共有させて行かなければならない。戦うためには、自分らが正義であるという強力な大義が必要であり、戦う意義を喪失してしまった為に、去って行った戦士は数多い。言葉に説得力を持たせるための強力な実績、仲間の士気を向上させる人間性等、指揮官に必要な要素は沢山あるが、ランバラルはその要素を見事に満たしていた。ジオンは惜しい人間を亡くした。
本日のポイントはタオ島1の前線基地であるチュンポンピナクル。ミノフスキー粒子の濃度は非常に薄く、50mは見渡せるんではないかと言うぐらいの透明度。しかし、その透明度のお陰で、魚は根から離れ、深場へと移動。北ブイから西回りという最近お決まりのコースを取ると、25m付近でさらに下に群れるシェベロンバラクーダ、そして、オニアジの登場。キンセンフエダイ、ホソヒラアジはさらに深く、魚達の生存戦略を垣間見るダイビングとなった。
2本目のツインズは、ややミノフスキー粒子の濃度は濃いものの、視界良好。砂地に飛びだし、岩に擬態したサツマカサゴ、さらには棒に擬態のワカヨウジを発見。さらには、今回は1人で前線に偵察に来たコクテンハギ、トウアカクマノミは至って元気。珍しく外国人チームが砂地探索につき、覗いてみるとなんとレア中のレア、コンゴウフグを観察。中々やるじゃねーか!と我々は後方の援護に回り、最後はオオウミウマでゆっくり骨休め。次から次へと新モビルスーツの登場に一同大興奮のダイビングであった。
只今絶好調のジャイアンツにおいて、指揮官原監督の力は大きい。結果を残せば、一軍で使って貰えるという若手の戦意向上を上手く促し、ベテラン勢への配慮も忘れない。勝利が一番の薬と言うのは良く解るが、組織とは結果を出す事が何よりも重要で、敗戦から如何に学ぶかと言う事が大切なのである。
『見ておくがいい。戦いで敗れるということはこういうことだー!』
そう言い残しランバラルは死んで行った。彼らの負けとはイコール死であるが、軍人では無い我々は敗戦から学ぶ事が出来る。ダイビングにおける敗戦とは難しいが、自らそのハードルを設け、次に生かさなければならない。
青い巨星ランバ・ラル・・・彼の様な男に私はなりたい。
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