4月24日 お天気：晴れ? 水温：29℃ 透明度：15〜25m
【ポイント】 チュンポンピナクル → ツインズ
【見られたお魚】
途中で群れ分割シェベロンバラクーダ：深場大好きキンセンフエダイ：浮上速度は完全に減圧症ホソヒラアジ：そのうち居なくなるギンガメアジ：こいつも深いバラクーダの子供：3匹で合コンイトヒキアジ：そこら中にオニアジ：オオクチイケカツオ4匹の戯れ：３０�僂離▲�マダラハタ：イエローバンドを丸のみツムブリ：孤高のヨコシマサワラ：根の上５ｍコバンアジ：相変わらずの群生ハナビラクマノミ：襲いかかるトウアカクマノミ：身体中ゴミだらけオオウミウマ：ホルトハウシ居らず:何故ここに住む？ウミエラカニダマシ：たまたまツインズに立ち寄ったコクテンハギ夫婦：色鮮やかソラスズメダイ：クッキーに群がるロクセンスズメダイ etc・・・・・
先日、ふとしたきっかけから久しぶりにガンダムを改めて第一話から見直すことにした。ここで語るまでも無いが、１９８０年代に大ヒットを飛ばしたロボットアニメの大作である。ロボットアニメと言うとガンダム前までは、子供向けの玩具に販売を繋げるため、内容も子供向けの物が多かったが、その中でガンダムは戦争をモチーフとした人間ドラマが物語の主軸という当時としてはかなり異色の作品であった。
当時小学校の低学年だった筆者は、モビルスーツと呼ばれる破壊兵器のカッコ良さに狂喜乱舞し、本編の内容を全く理解しないまま、ただただ商業ベースという大きな波に飲み込まれるように、ガンダムにのめり込んで行った。内容を理解しない所詮視覚だけの興味の底は浅く、次にやってきた筋肉マン消しゴムさらにはビックリマンシールにそれが移行するまでそう時間は掛からなかった。
そうして、ガンダムを忘れること２０数年、実は脈々と受け継がれてきた人気に再び火が付き、改めて見る機会が訪れたのが今から５年前。大人になってから見たガンダムの世界は、兵器だけが著しく進化した昭和戦争の悲惨さそのものが描かれていた。発信者側の意図を完璧に受信するのは当然難しいが、知恵と経験を得た事によって、ガンダムの持つヒューマニズムを理解できたのである。
ダイビングにおいても、発信側と受信側の感覚は大きく異なり、その幅を上手く埋めて行く事が一体感に繋がって行く。そのポイントはモビルスーツのカッコ良さや、シャアのクールさと言った所にあり、あらゆるポイントに興味が行く様間口を広げて展開する事が大切で、その広げた間口をブリーフィングによって、少しずつ自分の意図する方向に軌道修正して行く。そして、その両者の思惑が上手く融合した瞬間、それは最高の喜びに変換され、新しいダイビングの魅力として脳裏に刻まれることとなる。
本日の一本目、相変わらずのチュンポンピナクルは２０ｍ付近まで抜ける様な透明度。北から西回りでバラクーダロックを目指すと、通常の倍以上のオニアジの巨群、それにコラボするように３倍のスピードで動くシェベロンバラクーダの登場。バラクーダロックやや西には全ての魚が集結、最深部にはクロホシフエダイ、その上キンセンフエダイ&ホソヒラアジ、さらにはオニアジが続き、イエローバンドとユメウメイロは視界を遮るかのような見事なアシスト。ブリーフィングで狭めた間口がまたまた広がる見事なコラボダイブとなった。
２本目はこちらもお馴染みツインズ、砂地の透明度は上々で、オオウミウマ、トウアカ、コクテンハギ等のメジャーコンテンツは至って健在。砂地は早めに切り上げ、東のサンゴ帯とソラスズメダイのコラボを観察し、ツインズの実力を存分に見せつけられたダイビングとなった。
ガンダムの見所の一つにキャラクターが発する名言がある。キャラ自体の個性を上手く踏襲し、練り込まれた素晴らしい台詞となっているが、クールで切れ者とされるシャア・アズナブル（ジオン公国）は劇中でこの戦争の事をこう語っていた。
『戦いとは、常に二手三手先を考えてするものだ 』
人生８０年、これから先、医学の進歩によりさらに平均寿命は延びて行くであろう。戦争の無い時代に生きている我々は、人生を自分で演出しなくてはならない。自分ではどうする事も出来ない強大な力による思想統制、その自由があるだけ我々は幸せであろう。さあ、これから筆者のガンダムアニメの進行とともに登場するシリーズ一年戦争ログ。さあ、果たして人類、そして筆者に明るい未来はやってくるのだろうか？
その答えは、全国１０００万人のガンダムファンだけが知っている。
|