3月19日 お天気：☀晴れ時々豪雨 水温：29℃ 透明度 20〜25m
【ポイント】 AM：チュンポンピナクル → ツインズ
【見られたお魚】
ヤイトハタ：ユメウメイロ：イエローバンドフュージラー：イエローテールバラクーダ：オニアジ：キンセンフエダイ：ホソヒラアジ：オオクチイケカツオ：シェベロンバラクーダ：ピックハンドルバラクーダ：ツムブリ：ハナビラクマノミ：トウアカクマノミ：ソラスズメダイ：ブルースポテッドスティングレイ：ギンガハゼ：キビナゴいっぱい：etc・・・・
【本日の認定ダイバー】
おめでとぉ〜〜〜ございまぁ〜す！！
☆★☆★☆★☆★☆★OWコース★☆★☆★☆★☆★☆★
『ハットリ トモヒコさん』
☆★☆★☆★☆★☆★AOWコース★☆★☆★☆★☆★☆★
『フクダ ミワさん』
先日、フィリピンの英雄マニ―パッキャオが見事な手数で挑戦者を圧倒し、王座を防衛した。知らない方も多いと思うが、フィリピンの貧困層に産まれながら、拳一つでボクシング界を駆け上がり、アジア人初の5階級制覇を達成、いまや一試合2000万ドルを稼ぐ超スーパースターなのである。フィリピンのみならず、アジア諸国で絶大な人気を誇っており、先日の防衛戦、ブッダビューレストランのテレビ前にはタイ人が大挙として訪れていた。
ボクシング好きの筆者も例外ではなく【ガーナの至宝】と呼ばれるクロッティを全く相手にしないパッキャオの強さはやはり圧巻であった。当然そうでない人も多くいるとは思うが、アジア人はどこかしら欧米人にコンプレックスを感じており、スポーツにその気持ちを投影、感情移入をしてしまう所が多分にある。パッキャオ戦のフィリピンでの視聴率は常に60％を越え、アメリカのスーパースターオスカーデラホーヤ（前人未到の6階級制覇）とのノンタイトル戦はなんと99％の視聴率であった（パッキャオの8RTKO勝利）。体格に劣るアジア人が世界を相手に戦い、次々と強敵を打ち倒す。その姿に勇気をもらったアジア人は少なく無い。
ダイビング業界においても、水中世界に国境は無い。言葉は全く関係が無く、他のスポーツ同様、同等に勝負できるという意味では、世界と渡り合ってると言って良いのかもしれない。当然、勝ち負けという概念は存在しないが、言葉の出来ない筆者が外国人と同じ土俵に上がれるというだけで素晴らしく、また国境を越えて感動を分かち合えるのもまた素晴らしい。
本日の一本目、チュンポンピナクルはでは流れの当たる北方面に魚が大集結。ユメウメイロ＆イエローバンドは勿論の事、オニアジ、キンセンフエダイも1000匹単位の群れで登場。流れの先にはピックハンドルシェベロンの両バラクーダも姿を現し、20mよりしたにはサーモが掛かるものの、ブッダビュー外国人各チームと共に、我々オープンチームはビデオにアピールしながら魚を堪能する贅沢なダイビングとなった。
2本目のツインズは砂地でお遊びダイビング。マスク脱着を終えた所で、ファンダイバーこばさんを含めてフィン取り合戦を開始。身長が180�僂發△蠅覆�ら体重５３�舛肇丱鵐織犁薀椒�サー薬師寺保栄のようなトモヒコ氏、リーチの長さを活かして、終始試合をリード。しかし、ここ一番の勝負強さを持つコバ氏に屈し、王座奪取ならずという大爆笑の２０分間であったが、辺り一面巻きあげた砂で真っ白というハタ迷惑なダイビングとなってしまった。
ボクシングで世界を制するには何かしらの武器が無くてはならない。パッキャオの場合は、鋭い踏み込みからの左ストレートであるが、圧倒的な手数とそれに耐えるスタミナも持ち合わせている。オスカーデラホーヤは、あらゆる戦略を使いこなすオールラウンドプレイヤーの代表格であり、さらには端正なルックスというのも彼の凄さの一つであった。
ダイビング業界においても世界を制するにはやはりオールラウンドな能力が必要であろう。海に強いだけでなく、陸の動き、円滑な人間関係など、社会的人間的魅力をどれだけ高められるかにかかっている。さあ、果たして筆者はダイビング業界のマニ―パッキャオになれるのか？
彼に少しでも近付くため、とりあえず口ひげを生やすことに決めた独身３５歳、ダイビング界のパッキャオまでは果てしなく遠い。
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