++タオ島ログ++

人間観察に漂う臭気

3月13日 お天気:快晴☀  水温:29℃  透明度:20〜30m

【ポイント】   AM:チュンポンピナクル → ツインズ

【見られたお魚】
ユメウメイロ:イエローバンドフュージラー:イエローテールバラクーダ:キンセンフエダイ:マブタシマアジ:ホソヒラアジ:ピックハンドルバラクーダ:オオクチイケカツオ9匹の群れ:ツムブリ:オニアジ:ヨコシマサワラ:ハナビラクマノミ:ヤノリボンスズメダイ:トウアカクマノミ:ソラスズメダイ:オオウミウマ×2:ワカヨウジ:コモンヤドカリ:ゴンズイ玉 etc・・・・


【本日の認定ダイバー】NEWダイバー誕生!おめでとぉ〜〜〜ございまぁ〜す♪

     
    ☆★☆★☆★☆★☆★OWコース★☆★☆★☆★☆★☆★ 

     『イトウ ナオヒロさん』 『アラキ リョウさん』

    ☆★☆★☆★☆★☆★RESコース★☆★☆★☆★☆★☆★ 

     『ウライカズオさん』  『ヤナギサワカナエさん』


横須賀線の武蔵小杉駅が新しく開業した。とは言うものの、特に電車が好きな訳ではなく、『電車でGO』にタモリが夢中になっていた10年前、横でやんや言われながら、嫌々山の手線を運転させられ、それが原因かどうかは定かではないが、むしろ電車はあまり好きな方ではなかった。


しかし、タイにしばらく住む様になって電車に乗らない日々が続くと、日本の電車の素晴らしさが身に染みて分かってくる。時間通りの運行、そして、見事な空調設備、そして、世界中見渡してもグリーン車と普通車(指定席と自由席はこの際一緒と見る)というたった2等級だけでサービスを展開するのは日本だけである。


筆者は旅中、アジア諸国の電車に乗ったが、インドの電車なんぞはびっくりすることに30分早く出発したりする。どんなに遅れても良いから、早く出るのだけはやめてくれ・・・そう懇願したものであるが、そう考えると、少し遅れただけで大ニュースの日本鉄道業界、ここら辺で、時間より早く出発するという仕打ちをするのも一つの手ではないだろうか?


本日のポイントは最近好調サウスウエストと比較され、何かと立場が危ういチュンポンピナクル。先日の高波から打って変わってのベタ凪の様子に、酔い止め常習者の面々(筆者を含む)も一安心。ういちゃん率いるOWチーム&筆者率いるファンダイブチームの2チームと少数野党のジャパニーズ、若干の発言権の弱さが感じられ、武蔵小杉駅にかつて存在した喫煙場所のような隅っこのスペースで細々とブリーフィング開始。筆者は鉄板新宿アルタブリーフィングを展開し、爆笑の渦をゲット、さらには、OWチームを含めた輪っか潜降の盛り上がりで少数野党ながら『奴らあなどれないぞ!』と威圧感を醸し出し、発言権を取り戻す事に成功したのであった。


そんな中、先日の真っ白の展開から透明度はビックリするほど上昇。まるで武蔵小杉駅周辺の高層マンションが横になったような一枚岩が颯爽と姿を現し、流れの当たる西ブイ付近では早々とピックハンドルバラクーダが登場。ピックハンドルを追いかけるように北へ向かうと、まさに川崎に向かう南武線のごとくゆっくりとしたペースでオニアジが凱旋、北の先にはキンセンフエダイとホソヒラアジの大群が京急川崎駅に向かって体を向けている場面に遭遇(イメージ映像)。そして定刻きっちり45分、さらには日曜日の各駅停車の様なガラガラなチュンポンに一同大満足のダイビングであった。


一方2本目のツインズは相変わらず絶好調の透明度。OWチームとの輪っか潜降に挑戦し、さらには雲の上を飛ぶナウシカのように砂地を進行。インド洋の固有種と言われるタイガーテールシーホースにそっくりのタイガーボディシーホース(仮称)のぺッカム型擬態を眺め、集合フェロモンで固まるゴンズイ玉の生態をつぶさに観察。砂地の魅力を十分に堪能するダイビングとなった。


日本に帰って電車に乗ると、ついつい人間観察をしてしまう自分が居る。年齢、服装も様々であり、4〜5人で群れる人間もいれば、単独行動の個体もいる。観察を続けていくと、駅ごとに降りる人間の共通点が見え、その人間のタイプによってここはどんな駅なのかという想像がつくようになる。ダイビングにおいても魚の生息環境は重要なファクターであり、ガイディングの一番大きなポイントであろう。さあ、川崎市中原区に登場した横須賀線新武蔵小杉駅、成田エクスプレスや湘南新宿ラインも停車するそうだが、これから先、果たしてどのような駅になって行くのか?


新しいダイブサイトがオープンした様なワクワクしたこの感覚。生物学の見地から言うと人間観察は非常に面白く、ガイディングのレベルアップにも当然繋がっていく。しかしながら、若干の変態臭、つきつめていくと犯罪臭も漂う恐さがある事を考えながら、人間観察を続ける35歳青年ガイド。


この先彼がダイビング業界を背負って立つ人間になる事をこの時彼はまだ知らない。
2010年03月13日(土)   No.712 (ダイビング(写真あり))

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2010年03月13日(土)
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