7月7日 お天気 曇り⇒晴れ 水温30度 透明度：30m〜35m
【ポイント】 AM：サウスウエストピナクル ⇒ ホワイトロック
【見られたお魚】
シェベロンバラクーダ：キンセンフエダイ：クロホシフエダイ：ホソヒラアジ：ツムブリ：ヤイトハタ：ササムロ：ユメウメイロ：バラクーダの子供：ハナビラクマノミ：イエローテールバラクーダ：ブルースポッテドスティングレイ：ゴマモンガラ：オニカサゴ：ツキチョウチョウウオ：ワヌケヤッコ：グレートバラクーダ(巨大)：ギンガハゼ：レッドマージンシュリンプゴビー：ミナミハコフグ成魚(♀)：テッポウエビ：オドリカクレエビ：トウアカクマノミ：ホルトハウシ etc....
【本日の認定ダイバー】おめでとうございまぁーす！
☆★☆★☆★☆★☆★OW認定☆★☆★☆★☆★☆★
『ミヤチコウダイさん』『タカハシツヨシさん』『ヤマウチアズサさん』
☆★☆★☆★☆★☆★AOW認定☆★☆★☆★☆★☆★
『ワタナベエミコさん』
早いものでもう7月、プロ野球も前半戦を終え、オールスターを迎えようとしている。交流戦が始まってからというもの、オールスターの醍醐味というのが明らかに半減した気がするが、しかし、そうは言いながらもパリーグ絶好調ピッチャーが、セリーグの強打者とストレート真っ向勝負、シーズンとは違った個人のプライドをかけての勝負はやはり面白い。
本日のポイントは、7月に入ってから、絶好調状態を維持し続けてる『サウスウエストピナクル』＆『ホワイトロック』。昨日のセイルロックチームは、水面休息時の波酔いにやられ、ほとんどがグロッキーであったが、本日は打って変わってタオ島周りは鏡の様な水面。タイの連休も重なり、バンコク駐在チームが多く訪れる中、水中もこれまた絶好調。これぞまさに『サウスウエストリーグオールスター』まずは、先陣を切って、水底25メートル付近にて群れるキンセンフエダイの登場。日本の居酒屋の黒板メニューにもたまに現われるこのサウスウエストリーグの１番バッターの魅力は、なんと言っても黄色の背中と密で濃厚な群れ方にあり、さらに2番バッターのホソヒラアジは、キンセンのやや上のポジションをキープしながら動きのある群れ具合。そして、ヤイトハタ、シェベロンバラクーダ、クロホシフエダイと言ったクリーンナップトリオは走者を一掃せんとばかりに、ピナクルの周りを回遊すると言ったサービス満天のパフォーマンスに、一同大興奮の45分間であった。
2本目のホワイトロックは、間違いなく今シーズン最高と言っても過言では無いお見事さながらの透明度。南から東、さらに北に行ってもホワイトロックを中心に全てが見渡せると言った展開に、我々アドバンスチームは、コンパスを使ってのナビゲーション講習と言うスペシャルプログラム。すでに目標のブイは見えているという嬉しいやら悲しいやらの状況も、魚はこれまた素晴らしく、ブラックロックの東の砂地では、ゆったりとした構えから、鋭いスイングでホームランを放つ往年の落合博満さながらの巨大なグレートバラクーダが出現。コンパスに目を落としながら、必死になっている講習生を見守りながら、個人的に十分楽しさを満喫させて頂いたホワイトロック物語であった。
水中オールスターとは言うものの、いつもいつも確実に発見できる訳ではなく、魚と我々ガイド陣とのある意味戦いであると言える。彼らの動きを予測し、お客さんにどう見せたら面白いかを考えてコースを選択する。直球勝負か、変化球でかわして来るか？この魚達との攻めぎ合いは、ピッチャーとバッターの戦いそのものである。
『オジン臭い奴だな・・・』
1990年快進撃を続ける野茂に対する落合の言葉である。決め球のほとんどがフォークで直球を投げない野茂に対してこう挑発し、1990年のオールスター第２戦、３回表二死二塁、野茂の１４５キロのストレートをレフトスタンド中段にたたき込んでいる。勝負はグランドの外で、既に始まっているのである。
陸上で生態を勉強し、奴らの動きを予測する。魚達との戦いもまた、陸上から始まっている。
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