++タオ島ログ++

最終回の底力

6月24日 ◎晴◎ 水温29度〜30度 透明度10〜15m

【ポイント】 AM:ヒンウォンピナクル → ホワイトロック
       

【見られたお魚】

☆☆WHALE SHARK☆☆ ジンベエザメ (2.5メートルオス)

イエローテールバラクーダ:イエローバンドフュージラー: ユメウメイロ:ハナビラクマノミ:ツバメウオ:コバンアジ:ロクセンヤッコ:ワヌケヤッコ:ツキチョウチョウウオ:ハタタテダイ:ブルースポッテドスティングレイ:ジェンキンスレイ:スギ:コバンザメ:アオリイカの巨群etc・・・


いやいや、ついに6月神話崩壊!!とばかりに、5月31日以来久々のじんべえ出現で御座います。


6月も24日となりまして、今年もやっぱり6月に奴は現われないのか・・・。と誰もが思い始めていた今日この頃いや、じんべえの話なんて全く忘れていた今日この頃。今朝、ブッダビュー常連チームの『エナ&ミナミ&社長』の6月時代を作ってくれた3人が帰路につき、寂しくもファンダイブチームはDMの直吉を含め、全部で4名。寂しさ全開の中、ヒンウォンピナクルへ向かいます。


波が無いのにも関わらず、外国人DMに押されしぶしぶヒンウォンへ行ったは良いのですが、これが大関になりたての頃の琴欧州の背中ぐらい真っ白。ツキチョウチョウウオとワヌケヤッコをじっくり眺め、ミルクティーの中で群れるイエローテール、そして、何故か恐ろしい数で群れていたアオリイカなど、出演者は中々でしたが、合計32本も潜った岩隈投手ことユウスケ君のラストダイブを飾るには透明度を含めて消化不良は否めませんでした。


さあ気を取り直して、2本目は・・・レッドロック・・・か。いや、確かに悪くないですが、ヒンウォン→レッドロックなんてマニアック過ぎる選択で良いんだろうか?いや、32本も潜っているとマニアックな方が良いのか?うむうむ・・・こんな妄想に耽っていたマンゴーベイ付近、急に外国人チームから『ホワイトロックでジンベエ!(日本語変換済み)』の声が!!


なにーーー!?毎年5月には必ず登場し、6月には確実に居なくなると言われるこの生物、まさかこの時期にやってきただと!?しかも、タオ島に何回も訪れているのに全くジンベエに見放されている『エナ&ミナミ』が今朝の船で帰った直後のダイビングで登場だと!?いや待てよ、まだマンゴーベイだ・・こっからホワイトまで5分、居なくなる可能性は十分ある。2週間で32本、次がラストダイブの岩隈氏(楽天イーグルス)、そして今朝タオ島ダイブ1本目のヒカル氏(船橋出身)この二人の運はどうなんだ??


すでにホワイトロック到着前には準備は万端、東ブイに止まったと同時に飛び込みます。意外と船は少なくうちを含めて4艘程度でシュノーケラーもそんなに居らず、落ち着いた雰囲気。見切り発射的に東の砂地からホワイトロックに向かって移動しますが、透明度は20メートルと行った所か、2回ほどカンカン音が響きます。むむどうかな・・・と思った瞬間、ホワイトロックのやや北の水面付近から大きな影が現われたかと思うと、独特のフォルムが水晶体に写った!


6月神話の崩壊、そして、ラストダイブで当ててしまう岩隈の完投能力、ヒカルのタオ島1発目千代の富士の立会いのようなこの瞬発力、さらに『エナ&ミナミ』の離タオ戦略、全ての力が結集したじんべえの登場に一同大興奮。45分間フルマックスで追いかけ続け、最後浮上したの所はツインズの手前でありました。


往復で1キロはあるんではないかと思われるこのサイト間、移動も合わせて66分で二人とも残圧はまだまだ60と中々のエアー持ち。泳ぎ、そして運ともに『エナ&ミナミ』のパワーを吹き飛ばした見事なコンビで御座いました。


古くから人間は、運という不確定要素をどうにか数値化しようと試みてきましたが当然そう簡単なものではありません。かの有名な萩本欽一氏はオーディションの最終候補2人に運が強いほうが欲しい、と言ってじゃんけんをさせました。そして、それに勝ったのが今も芸能界に生き残っている見栄春氏。運をどう味方に付けるか?それは本当に自分にとって良いことなのか?


その答えは誰にも分からない。


2009年06月24日(水)   No.527 (ダイビング(写真あり))

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